アメリカン航空、ブレンデッド・ウィングレットを装備したボーイング767-300ER 型機を初運航
1 機あたり年間50 万ガロンの燃費を節約
米国テキサス州フォートワース-アメリカン航空(本社:米国テキサス州フォートワース)とアビエーション・パートナーズ・ボーイング社(APB)は、APB社製のブレンデッド・ウィングレットを装備したボーイング767-300 型機を初運航しました。初運航となったのはアメリカン航空の78便(乗客204人)で、現地時間3月8日(日)にダラス・フォートワース国際空港を出発し、同月9日(月)午前にロンドン・ヒースロー空港へ到着しました。
アメリカン航空のオペレーション担当執行副社長、ボブ・レディングは次のように述べています。
「APB 社が、ブレンデッド・ウィングレット装備にあたり、アメリカン航空をパートナーとして選ん
でくれたことを非常にうれしく思っております。また、このウィングレットが装備されたボーイング
767-300ER 型機に、お客様に搭乗いただいて初運航ができることを大変喜んでおります。燃料節約と
排出削減は、経費の節減だけでなく、環境に与える影響を和らげるという我々の更なる努力の一環で
あり、2 つの目標を同時に達成することができます」
ウィングレットにより増強された浮力は、エンジンパワーを増大させることなく燃費効率を向上させ
ることができます。APB 社によると、ウィングレットが装備された機体は、飛行距離により年間50
万ガロンまでの燃費向上が見込まれています。アメリカン航空では、保有する全58 機のボーイング
767-300ER 型機に、このウィングレットを装備する予定です。これにより、年間で最大計2900 万ガ
ロンを節約できることになり、アメリカン航空が「Fuel Smart」プログラムを通して行っている1 億
1,100 万ガロンの節約をさらに増大できる可能性があります。
燃料経費の節約に加えて、APB 社によると、767-300ER の燃料効率向上により、年間27 万7,000 ト
ンのCO2 排出量を削減することができます。高さ11 フィート(約3.5 メートル)のウィングレット
は、航続距離を360 海里伸長させるとともに、離陸性能の向上によりさらに12,000 ポンドのペイロー
ドを付加することができます。
ウィングレット装備に関わる作業は、ミズーリ州カンザス・シティーに拠点を置くアメリカン航空の
メンテナンス&エンジニアリング部門が担当しました。アメリカン航空は、2011 年までに保有する全
ボーイング767-300ER 型機に装備する予定です。アメリカン航空では、すでに保有する124 機のボー
イング757 型機と77 機の同737 型機への装備を完了しています。
アビエーション・パートナーズ・ボーイング社(APB)について
アビエーション・パートナーズ・ボーイング社(APB)は、アビエーション・パートナーズ社とボーイング社の
合弁事業です。シアトルに拠点を置くAPB はブレンデッド・ウィングレットの技術で特許を得ています。年代順
には、ボーイング・ビジネスジェット、737-800 型機、737-700 型機、737-300 型機、757-200 型機、737-900 型
機、737-500 型機、767-300ER 型機です。また、現在では757-300 型機へのブレンデッド・ウィングレットへの
特許を申請中です。今日、2,800,800 を超えるボーイング社の飛行機がブレンデッド・ウィングレットを装着して
おり、2010 年までに世界の航空会社で20 億ガロンの燃料を削減できると見込んでいます。